技術評論社 即戦力のOracle管理術 仕組みからわかる効率的管理のノウハウ 読んだ

技術評論社

即戦力のOracle管理術 仕組みからわかる効率的管理のノウハウ

2012年6月5日発売

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さて、Oracle Master Silver DBAを取得した管理人だが

はっきり言って運用が出来ているとは言いがたい。

Silverだと

なんとなくOracleのインストールはできて、構築もできる。

何もトラブルがなければ運用も出来ているっぽい感じになる。

しかし、運用がどうなのか、

チューニングとか何を見れば良いのかとか、

バックアップとかどうすんのとか

性能が落ちてんじゃないのとか聞かれても分からない。

というわけで、運用管理の勉強をする必要がある。

しかし、管理とか何から手をつければ良いのか分からない。

そこでこの本を読むことにした。

本体3,600円+税

増税前に買っていたので5%だった。相変わらずこの手の本は高いなぁ。

内容は大雑把に

DBAの仕事とは、アーキテクチャ、セキュリティ、バックアップ、

トラブルシューティング、パフォーマンスチューニング

対象にしてるのは

Oracleの管理をすることになった方

・古いバージョンの管理は経験しているが,最新のバージョンでの管理方法はご存じない方

らしい。

とりあえず、一回はOracleインストールしたことがある、

ある程度のSQL文は分かる、EMを少しは触ったことがある

等の経験は無いとおそらく見てピンと来ないだろう。

Oracle Master Bronze DBAぐらいの知識は必要だと感じた。

題名通りOracle管理の仕方や心構え?が半分ぐらい書いてある。

あとはサンプル的なバックアップ方法や、パフォーマンスチューニングが書かれている。

ピンポイントな方法が書かれてあるわけではない。上級者用ではないので。

内容は例題や図が多用されていて分かりやすい。

ただし、例えがよく分からないのがあるので注意。

深く考えてはいけない。あくまで例えなので。何で遠足なの(笑)

Oracleは11gを例にしているが、

EMに関しては12cを使用しているようなので若干注意が必要かも。

EMを使用してのチューニング方法は驚きだった。

思ったよりずっと簡単に確認できてしかも分かりやすい。

いままでEMはまったく使いこなせてなかったが

是非積極的に使用してみようと思った。

地味によかったのがコラムのOracleのコース紹介。

色々コースがあるのは知っていたがどれを選べばよいのか

簡単に紹介してくれている。

全体的に分かりやすく、心構え?から書いてあるし、

サンプルも使えそうなので

管理の第一歩として読む本としては最適だろう。

これを読み込んで

次はもっとピンポイントに書かれている本を読むようにした方が良いと感じた。